日本古代巻子本書誌データべースの凡例について

 この一覧表は、「日本古代巻子本書誌データベース」所収の2019件のデータを年代順に配列したものである。
 料紙、表紙、巻紐、軸の4項目中、2項目以上の書誌情報が記録されている巻子本を取り上げた。ただし、1項目の書誌情報のみ記録されたものでも、2項目以上を記した一連の巻子本の中に記されている場合には取り上げた。

〔依拠した資料〕

  • 『大日本古文書』編年文書之一~二十五、覆刻版、東京大学史料編纂所編、東京大学出版会、1982~1983年
  • 『寧楽遺文』中巻、東京堂出版、1997年〈訂正8版〉

〔参考文献〕

  • 石田茂作『写経より見たる奈良朝仏教の研究』(東洋文庫、1930年〈初版〉、1966年〈再版〉)所収「奈良朝現在一切経疏目録」〔略称「目録」〕
  • 宮崎健司『日本古代の写経と社会』(塙書房、2006年)所収「『開元釈教録』入蔵録等・正倉院文書等所載仏典対照表(稿)」〔略称「宮崎対照表」なお、宮崎氏の「崎」は本来異体字〕
  • 木本好信編『奈良朝典籍所載仏書解説索引』国書刊行会、1989年

〔データベースの見方〕

整理番号
データ整理のために振った番号
番号
「宮崎対照表」が、8世紀の日本で利用された唐・智昇撰『開元釈教録』巻第19・20の「入蔵録」〔以下、「入蔵録」〕に基づいて付けた仏典番号に拠った。
0
同名の仏典があり、そのいずれか決められないもの
「宮崎対照表」に見えない仏典
**
「宮崎対照表」に見えない漢籍・文書・寺院史料
異同
              
その巻子本の書名の認定について、異同がある場合
認定書名
書名の認定については、上記の参考文献を利用しながら、私に判断した。
仏典名については、「入蔵録」に拠った。「入蔵録」に見えないものについては、「宮崎対照表」に拠った。「宮崎対照表」に見えないものは、文書等に記載された書名をそのまま記した。
[  ]
仏典名の認定が困難な場合の仮の仏典名
?
便宜的に同一と思われる仏典に収めた場合(主に「宮崎対照表」に従った)
〔  〕
撰述者名(『仏書解説大辞典』に拠った)
【  】
訳者名(『仏書解説大辞典』に拠った)
(未詳)
現存しないことを示す
[  巻]
巻数
「入蔵録」によった。『仏書解説大辞典』と異同がある場合には、それを「/」の後に記した。
「入蔵録」外の仏典については、『仏書解説大辞典』に拠った。「宮崎対照表」と異同がある場合には、それを「/」の後に記した。
記載書名
文書・寺院史料に記載された書名。
分量
文書・寺院史料に記載された巻数。
分類
/
下位分類
蔵内
「入蔵録」に見える
蔵外
「入蔵録」に見えない
【  】
「目録」の分類
所蔵者
文書・寺院史料から判断された所蔵者。ただし、「奉請」は、貸し出しにも借り受けにも用いられる用語であるため、なお検討の必要があるところもある。
文書名
『大日本古文書』記載の文書名、および『寧楽遺文』記載の寺院史料名。
2-707/708
『大日本古文書』編年文書之二の707頁から収められた文書の708頁に書誌情報が見える、ということ表す
同じ文書が再録されている場合には1件にまとめ、「文書名」の項に両方の巻数頁数を示した。
認定書名等異同
書名の認定等に関する参考文献の異同。
書名の認定に関する異同
%
仏典の巻数、存否に関する異同
〔宮崎〕
「宮崎対照表」
〔目録〕
「目録」
〔索引〕
木本好信編『奈良朝典籍所載仏書解説索引』国書刊行会、1989 年
立項セズ
参考文献がその仏典を挙げていないことを言う
記載書名ニ挙ゲズ
〔宮崎〕〔目録〕が記載書名として挙げていないことを言う
認定セズ
〔宮崎〕〔目録〕がその巻子本について仏典名を認定してないことを言う(〔宮崎〕〔目録〕は全ての巻子本を挙げているわけではない)
奈良朝一切経疏目録番号
「目録」の番号。
#
「目録」に、記載書名と完全に一致するものがない場合、比較的近い書名を挙げたことを示す
(  )
「目録」における仏典の認定書名